栄養ニューズ「PEN」2024年1月号
◆第29回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 開催
◎公募シンポジウム「嚥下調整食の未来を展望する!
~「美味しく」「安全な」嚥下調整食を目指して~」
「嚥下障害があっても美味しく飲みたい!:炭酸の効果と炭酸とろみの進化」
・食事内容の改善は食事摂取量増加や栄養状態改善と関連/
・炭酸飲料は嚥下訓練にも有用/
・炭酸とろみ水は誤嚥や咽頭侵入のリスクを軽減/
・工夫次第で炭酸飲料の特性を生かしたとろみ付けが可能/
・患者の思考に合わせた嚥下調整食の提供が必要/
「おいしいとろみ付きコーヒーへの挑戦」
・フルサービス型の喫茶店を約1000店舗展開/
・嚥下障害患者でも飲めるとろみコーヒーを開発/
・コメダのコーヒーの味を維持できるとろみ剤を選定
・店頭での提供に向け、スタッフ用に嚥下に関する動画を作成
「家族みんなで同じ食事を食べる喜びをかなえるために」
・社内ビジネスコンテストで見た目と味をそのまま嚥下調整食にできる専門調理器を提案/
・投資会社の出資を得て製品が完成/・介護施設や外食産業など幅広い事業所で導入/
「映える!食べたくなる!やわ楽(やわらぎ)食」
・見た目も味も楽しめる嚥下調整食を開発/
・小さな粒を残し、味をよくする方法を発見/
・鮭のやわらか食には皮を載せて、見た目も向上/
・利用者の意欲も向上/・レトルト化、冷凍化で在宅での提供を検討/
・食べる力は生きる力/
【ディスカッション】
◆REPORT 第10回日本時間栄養学会学術大会
◎シンポジウム2「みんなで広げる時間栄養学の輪」
「健康で持続可能な食事の実現に向けて」
・健康だけでなく環境にも配慮した食事が必要/
・日本人に適している環境に配慮した食事を提案/
・スマートミールのメニュー分析から望ましい食事内容を検討/
・GHGEやNFPから環境への影響を評価/
・簡単な副菜のレシピも掲載/・食事づくり7パターンそれぞれに望ましい食事を提案/
「体内時計機能の個人差に適した、時間運動学に基づく健康増進法」
・運動による効用は個人差が大きい/
・クロノタイプによりスポーツパフォーマンスのピークに相違/
・朝の運動は身体的健康と、夜の運動は心理的運動と関連/
・時計遺伝子の遺伝子多型が夜型の人は土曜日の身体活動が低下/
・後期高齢者でもクロノタイプが健康状態と関連/
・クロノタイプは身体活動量や健康状態と関連/
「体内時計から栄養と運動による健康を探る」
・食事のバランスは子供の体力と関連/
・朝のカゼイン食摂取で鉄の吸収が向上/
・遅い時間の夕食で筋肉グリコーゲンと肝臓グリコーゲンが低下/
・夜型は朝の身体活動量が少なく、甘味の認知閾値が上昇/
・子供の体力づくりには規則正しい食事が重要/
「子どもの生活習慣と健康・学習習慣について-早稲田大学・ベネッセ教育総合研究所の共同研究より-」
・生活習慣と心身の健康や学習との関連を検討/
・運動時間の長さは良質な睡眠と関連/
・社会的時差ボケは精神的不健康と関連/
・就寝直前のスクリーンタイムは入眠までの時間を延長/
・夜型では夜食摂取率が上昇/
・朝食内容と起床時間は関連/・生活の規則性は学習習慣と関連/
・学習習慣には規則正しい生活習慣が重要/
◆第39回日本臨床栄養代謝学会学術集会 プログラム紹介
◆学会情報