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栄養ニューズ「PEN」2026年3月号

緊急特集!
シンポジウム2
【令和8年度診療報酬改定】栄養管理に関連の項目はどうなる?

  • 2026年2月13日(金)開催の中央社会医療協議会(中医協)総会において、令和8年度診療報酬改定の答申が示され、厚生労働省ホームページにも、具体的な点数の記載された個別改定項目案が新たに掲載された。その背景と概要を編集部が紹介する。
  • 「栄養保持を目的とした医薬品の保険給付の適正化」とは、具体的には医薬品扱いの経腸栄養剤のうち、対象条件(薬効分類+効能・効果+経口投与)に該当する医薬品について、投薬通則上は栄養補給目的での投与は原則算定しない整理としたうえで、改定案で列挙された3類型(手術後/経管栄養/他食代替不可で医師判断)に該当する患者に限り、処方箋及び診療報酬明細書に理由を記載することを条件として保険給付の対象とするものである。 この項目に関しては、一般社団法人日本栄養治療学会をはじめとする栄養関連団体から要望書やパブリックコメントとして意見が示されている。

◆第31回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 開催
シンポジウム2
「楽しく食べるための開発研究 Part1」

  • 新潟大学 医歯学総合病院 摂食嚥下機能回復部の真柄 仁先生は、舌運動と嚥下機能との関連を評価するため、舌圧発揮時の舌筋および舌骨筋の筋活動を筋電図として記録し、舌圧発揮時はこれらの筋が協同して活動すること、また咀嚼時の舌筋筋電図記録から、咀嚼された食塊物性に応じて舌運動を変化させながら食塊形成、移送を行っていることが分かったと解説した。
  • 東北大学病院 咬合回復科の白石 成先生は嚥下障害が疑われる患者で口腔機能低下症有病率が高いことに触れ、口腔機能低下症治療のひとつとして、磁気刺激による舌圧向上が考えられるとした。実際に口腔機能低下症患者に磁気刺激で介入したところ、運動時の舌骨挙上量増加と口腔機能向上効果が得られたことを示し、磁気刺激による舌骨挙上群の筋収縮誘導は舌筋群の筋力低下が指摘される難治性の口腔機能低下症患者に対して有効である可能性があるとした。
  • ※編集部より 本シンポジウムは4演題で構成されていましたが、東北大学病院 耳鼻咽喉・頭頚部外科 橋本 光先生のご発表は紙面の都合で次号(4月号)にPart2として掲載致します。また、九州大学病院の山口優実先生のご発表は、現在まだ進行中のご研究のため、先生のご意向により、未掲載と致します。

◆母子保健セミナー ~妊産婦の食事と栄養~
 東京会場開催

  • 千葉県立保健医療大学 健康科学部 栄養学科 谷内 洋子 先生は始めに、日本では若年女性のやせ願望が強く、実際にやせている割合が高いが、肥満に比べやせの対策は十分でないと指摘。さらに、やせの女性の妊娠は、早産や低出生体重児、妊娠糖尿病の発症リスクが高まるため、妊娠前からのやせすぎ、低栄養の克服とヘルスリテラシー向上が求められるとした。やせ願望はSNSを含むメディアや母親の影響も近年の研究で示唆されており、学校や医療機関、メディアや企業等含めて、コンソーシアムで取り組むことが重要と訴えた。また、妊娠中の体重増加が少ない方が“スムーズな出産につながる”という認識を持つ妊婦も多く、正しい情報の普及に課題が見られることに触れた。2021年改定の『妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針』では、2021年3月に日本産科婦人科学会が公表した体重増加指導の目安数値を推奨し、妊娠中の体重増加下限値が引き上げられていることに触れ、同指針で掲載されている「妊産婦のための食事バランスガイド」について、妊娠期に望ましい食事内容を分かりやすく説明していると紹介した。最後に、妊娠中の食事におけるエネルギー産生栄養素バランスについて、研究成果を交えながら解説し、妊婦本人と次世代の健康を考える上で栄養の重要性を強調した。
  • 株式会社ニップン ヘルスケア事業部 企画チームマネジャーの有川由紀子先生は、まず、健康の維持には腸内環境の維持、改善が重要であり、そのためにはヒトに有用な菌とその餌になるものの摂取が有用とした。続いて、ヒトに有用な菌の餌としてアマニを紹介し、アマニに含まれる成分の機能を解説した。さらに、株式会社ニップンのアマニ商品が、原料指定、産地限定、「優良アマニ商品」認定取得により品質を確保していることも紹介した。

◆学会情報

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